「公務員は民間より年収が高い」のか? 現職の国家公務員が検証する。

 

こんにちは、新藤です。

 

 

「公務員は民間より給料が高い。」

こんな話を誰しも1度は聞いたことがあるでしょう。

 

 

私も「○○省で勤務しています!」というと、

 

やれ「給料が高くて良いねぇ」

やれ「老後に2000万円必要とは何ごとか!」

 

と非難と嫉妬の的によくされます。

(さすがに冗談まじりですが…)

 

 

そこで今回は、

「公務員の年収は高いのか?」

について解説します。

 

 

客観的データと現場職員の生の声でもって

公務員の実情に迫っていきます。

 

 

それでは、公務員の深部に切り込んでいきましょう。

 

 

 国家公務員の年収は〈636万円〉!?

 

人事院がホームページで

「令和2年国家公務員給与等実態調査の結果」

なるものを作成してくれているので

それを参考にしていきます。

 

 

国家公務員の給料はご覧の通りです。

令和2年国家公務員給与等実態調査の結果

 

数字がごちゃごちゃ並んでてわかりにくいですね…

これだから行政のやることは…

非効率の極みだな!!行政改革せい!!

 

私も常々お叱りを受けています(笑)

 

 

 

今回はもっとも一般的な

行政職俸給表(一)を例にお話しします。

新藤は行政職採用なので、この区分にあたります。

 

 

地方公務員については、自治体によって

給与がバラバラなのでご自分で

ホームページを参考にしてくださいね。

 

平均的な数字で言うと

地方は国家よりは給与が少ないです。

 

流石に華の都:東京で働く

東京都職員は給与が高いですがね。

まぁ、家賃や生活費も高いので支出は多いのですが、、

 

 

では、話を戻して表を見ると

平均月収が408,868円です。

まあそこそこもらってんなという感じです。

 

408,868✖️12=4,906,416

年間給与はおよそ490万円。

 

そこに 俸給 ✖️ 4,45 が年間ボーナスなので

327.564  ✖️ 4.45 = 1,457,660

年間ボーナスが146万円。

 

最後に給与とボーナスを足して

4,906,416 + 1,457,660 = 6,364,076

 

つまり、国家公務員の年収は

約636万円

ということになりますね!

 

 

民間平均年収が440万円と言われる中

公務員は民間より200万多くもらっている

というということになりますねぇ。

 

 

数字だけ見れば

「おいこら公務員!!」

となるのは避けられません。

 

いやー非公務員の人に知られたくないよぉ。

絶対に批判されるもん。怖っ!!!

 

 

 公務員は優遇されているのか?

 

ここで話を終えると

「税金泥棒こら」

「公僕とか言いつつなんだその待遇は」

とか大批判を浴びそうです。

 

 

しかし、

1度考えてみていただきたいのです。

 

 

あなたの周りの公務員のご家庭。

目に見えて裕福な生活していますか?

 

 

少なくとも私にはそうは見えません。

たまたま実家の隣の家は、

パパさんが市役所勤めの地方公務員ですが、

別にごく普通の一般家庭です。

 

 

普通にママさんはパートに出かけて

普通に2階建ての一軒家に暮らしていて、

普通に大衆車を2台所有しています。

 

全部、地方都市なら当たり前の生活。

 

 

また、向かいの家はこれまた偶然

パパさんが警察官です。

 

それでも、上記の市役所勤め

と全く同じ生活に見えます。

 

ウーン、生活に余裕があるようには

見えないんだよなぁ。。

 

 

では、どういうカラクリなのでしょうか?

公務員は民間より豊かなわけではないのでしょうか?

 

 

 あくまで平均というお話にて。。

 

 

そこで、考えていただきたいのは

生活する上で必要な生活費はいくらでしょうか?

という問題です。

 

 

生活費の数字を並べても、

あまり面白くないので一般論で言います。

 

先の例はお二方とも4人家族です。

地方公務員は年収が約570万円と言われていますが、

それで家族の教育費や食費をまかなえますか?

と言われれば余裕がある生活にはならなそうです。

 

 

子供が大学に通うとなれば尚更お金はかかります。

子供の将来に、自分たちの老後に

と貯金をしていくと普段は余裕ある生活にはならない。。

 

 

批判されるくせに生活が思ったより豊かではない。。

私の上司なんて、銀行員や大企業で働く同年代と比べて

自分の薄給さに発狂していますよ!?

 

「一度で良いから都心港区に住んでみたかった。。」

とかよく言っています。

 

そんな臨終時のようなこと言って。。

何とも悲しい公務員ですな(笑)

 

 

これが公務員の実態ではないか?

と考えています。

 

確かに民間平均よりは

給与は得ているのでしょう。

 

ですが、それはあくまで平均。

 

民間企業でも700万800万と

収入がある家庭だってあるし

 

公務員でも500万で家族を養っている

家庭があります。

 

平均年収200万円の差は大きいですが

それはあくまで数字の話。

 

公務員であれ民間であれ

自分の選ぶ道は今後伸びていくのか?

 

その視点で物事を把握していけば

変に人を羨むようなことにはなりません。

 

 

世の中は戦略だなぁ。

あらためてそう思います。

 

 

 職場の公務員に話を聞いてみた!

 

せっかく現職の国家公務員という立場なので

職場で聞き取り調査を行いました!

 

 

国家公務員は給料高いらしいけど

そこんとこ生活はどうなんですかねぇ。

 

職場でやんわり

上司や先輩の話を聞いてみました。

 

 

すると、、

やはり子供の養育費や老後の貯蓄を考えると

全く豊かな生活にはならない。

という返答でしたね。。。

 

 

「人生で1度くらいは港区在住です。と言ってみたかった…」

そんなことを嘆く私の上司。

 

 

おいおい、まだあなたの人生は終わらないでしょう。

50代半ばなんだから。(笑)

 

 

まあ、42歳で独身貴族を謳歌し

休日は、都内の美食を食い漁り

享楽に溺れる人もいましたが。。。

 

 

子供がいなければ

そりゃあ生活はだいぶ豊かでしょうね。

 

子供は育て上げるのに

大体3000万くらいかかったりします。

 

子育て世代にとっては

年収が700万円だろうと余裕はないのでしょう。

 

私の出した結論で言えば、

 

やはり家族のこと自分の老後のことを

考えると決して贅沢はできない。

 

それが、労働者たる公務員の実態ですね。

 

 

 給与は高いが家族を養うと余裕はナッシング!

 

では、まとめに入ります。

 

・公務員の給与は高い

・家族がいると余裕ある生活にはならない

 

ということです。

 

 

しかし、40代にもなれば

年収は600万越えしてくる。

 

それは、

サラリーマン全体で考えれば

だいぶ余裕あることは間違いありません。

 

 

だからこそ、

サラリーマンとして稼いでいきたいなら

公務員を選ぶ価値はある!

 

これが私の主張です。

 

 

もちろん、

これは国家公務員の話で

地方は自治体によって異なるのは

先ほど言った通りです。

 

 

しかも、

公務員は完全に年功序列なので

若いうちは大した収入は得られません。

 

 

公務員は平均して年収は高いけど、

それはどの業種にも当てはまることではないし

それだけ努力して職業についているのです。

 

 

他人の批判をしたり

羨んだりしていても

状況は好転しません。

 

 

 

「どうせ俺なんか…」

勝手に決めつけて諦めているくらいなら

さっさと試験受けて公務員になりましょう。

 

才能なんて無縁の世界なんですから!!

 

 

少しでも公務員の世界に興味がある方。

このブログを通して私が応援します!

 

これからともに成長していきましょう。

 

 

それではまた!

 

追伸:

 

給与で言えば、ボーナスも外せない話題ですな。

公務員にボーナス支給はおかしいのか? 世のボーナス論をぶった切る!

 

私の見解を述べまくった記事を書いてみました。

より理解を深めてい方はどうぞ!!

 

 

 公務員試験合格の【裏技】教えます。

 

改めまして、こんにちは!

新藤と申します。

 

私は現在、某省勤務の国家公務員として働く25歳です。

 

「超有名な役所じゃん!!」

周りは勝手に私が凄い人かのように評価してくれますが、

実際はなんの才能もない凡人でした。

 

高校2年生まで偏差値は40代前半だったし、

大学でもアニメにゲームと怠惰な生活を送る

どこにでもいる学生でしかありませんでした。

 

「楽そうだから。」

と安易な理由で公務員試験に受験するも

試験には落ちまくり浪人生決定。。

 

そんな私が、

どうやって最終的に目標を達成したのか?

凡人がどうして倍率6倍の試験を突破できたのか?

 

試験に落ちたからこそ、

効率よく合格を掴む行動の仕方を

身につけることが出来て、

 

公務員試験はコネや運で決まるものではない。

正しい努力をすれば誰にでも道は開かれている

平等な試験だと気づきました。

 

残念ながら、

天才に生まれることが出来なかったとしても

公務員として笑顔で活躍することが出来る。

人の役に立ちながら、自分の人生を楽しめる。

 

そのように確信しています。

 

過去の私のように苦しい思いをしている人の

助けになれば、自分自身嬉しいな。

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と考えています。

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

こんにちは!新藤です。 現在、埼玉県内で国家公務員として 勤務している26歳です。 公務員試験に合格するまで 3年間の時間を使い、 就職浪人を2年間経験。。 そんな凡人どころか無能な私が、 失敗経験から学んだ〈公務員試験必勝法〉 を語ってきます。 また、現職だからわかる公務員生活を 赤裸々にお話ししていきます。 あなたが一歩を踏み出すきっかけに 慣れれば幸いです。